こんにちは、横浜あおばの里の薬剤師を
勤めさせていただいております、丸岡です。
今日はときどき聞かれる質問について
お話をさせていただきます。
それは「薬を自己判断でやめていいですか?」です。
結論から言いますと
「必ず処方された医師にご確認下さい」
が回答となりますが、
どうしてそうなのかという点についてお話します。
例えば、急にトイレの回数が多くなり、
「尿路感染症」と診断され、
抗生物質が10日分処方された場合、
例え3日後にトイレ回数が正常に戻っていたとしても
処方された薬の残り7日分を
最後まで飲みきる必要があります。
これは症状が治まっていても、
まだ原因となる細菌が(症状には見えないけれども)
残っていてきちんと抗生物質で
やっつける必要があるからです。
「もう治っているのだからもう飲まなくても良い」
と思われた方もいるかもしれませんが、
そういった理由もあるのです。
また高血圧治療剤、ステロイド剤、
胃潰瘍治療剤等のような薬剤は
急な中止によって症状が逆に一気に
悪化したりする場合もありますので、
自己判断による中断は禁物です。
もちろん症状が改善して中止できる場合もございますので、
まずは処方された医師、また薬を受け取った薬剤師に
ご相談いただければ幸いです。
参照:
●TopeconHeroes.罫線・飾り罫ライン素材 FREE LINE DESIGN.「豚のしっぽライン」. http://free-line-design.com/?p=247,(参照2022-01-12)
●ぴよこ.かわいいフリー素材集いらすとや.「受付をする薬剤師のイラスト(男性)」.https://www.irasutoya.com/2015/08/blog-post_777.html(参照2022-01-12)